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My style of travel | 暮らすように旅する


日本が寒くなると、そろそろ「旅」の時期だなとソワソワし始める。

今回のコラムは、わたしのライフスタイルに欠かせない「旅」のこと。

プロフィール(抜粋):

趣味は「暮らすように旅する」こと。

毎年3カ国ほど友人を訪れて、人々とのコミュニケーションや文化、生活を楽しんでいる。

写真は、2016年バンコク。

アートの街といわれる、BTSプラカノン駅あたりを、歩きながら撮影した。

フォトグラファーは、バンコクに住む友人でアーティストの本多トモコさん。

出会う人々にタイ語で話しかけ

このおばちゃんたちとも雑談しながら

「撮っていい?」ってカメラを向けると、照れながらも嬉しそうに並んでくれる。

そんな素の表情は、少年、少女のように純粋で、優しさや豊かさを感じられた。

路地裏に入ると

だいたい3階建てくらいの

コンクリートの家々に

洗濯物が干してあったり

バイクタクシーのお兄さんたちが集まって話してたり

有名な寺や像、パワースポットがあるわけではない

ただ「生活」がある光景

それに触れることに

「旅」の醍醐味(深い味わい、本当の楽しさ)を感じたんだ。

ここ数年の旅は

直感的にひとりで行って

ほとんど予定は入れず

行った先で住んでいる友人とその生活を楽しんでいる。

ひとりで行くのは

出会いやチャンス、深く「人」と関われることが圧倒的に多いから。

誰とどこで何をする

の積み重ねが1日だとしたら、

「誰」「どこ」「何」

を決めずにあけておくと

いろんな可能性が生まれる。

あいているところにはちゃんと必要なものが入ってくるからね。

つまり

世界が広がり

感覚(感じ方、捉え方)が深まり

人生観がしなやかで力強いものになる。

地球儀で見ると

自分が普段活動してるところって

ほぼ小さな点でしかない。

小さな世界にいると

小さなことも大きく見えて

一喜一憂したり、争ったり

するもの

大きな世界にいると

小さなことは見えないほど小さいから

一喜一憂も、争いにもならない

さまざまな人や考え方があることを知り

そんななかで

小さな世界にいるときはわからなかった

「自分の価値」にも気づいていくんだとおもう。

わたしはこの3ヶ月後のタイの旅で

ゲイの友人たちが楽しむ夜の世界を知り

美、表現、エンターテインメントのこと

こんなに突き抜けていて幅広いんだと

感動して、価値観が大きく変わった。

「旅」という自己投資にはとんでもなく大きなリターンがあるんだといつもおもう。

世界はまだまだ広いから

直感に従い

自分の時間の多くを使って

これからも楽しんでいきたいとおもうんだ。

大きな人でありたい。

まもなく、2017年、最初の暮らす旅に行ってきます。

羽舞 咲(ハブエミ)

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